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【体験談】子の発熱で早退するたび、上司の顔色を伺っていた話

子育て

【体験談】子の発熱で早退するたび、上司の顔色を伺っていた話

「男性育休 迷惑」「定時退社 男 独身の目」「男性育休 同僚の負担 ギスギス」

検索窓にこうした言葉を打ち込んだことがあるパパは、決して少なくないはずです。かくいう私もその一人でした。国が推奨しているから、権利だから——そう頭では分かっていても、実際に制度を使う場面になると、心のどこかで「本当に使っていいのか」というブレーキがかかる。今回はそんな、優しいパパほど抱え込みがちな「職場への申し訳なさ」について、私自身の経験を交えてお話しします。

共働きを選び、送迎担当になった経緯

我が家は共働きです。理由はシンプルで、家計への不安があったから。子どもが生まれてから教育費や将来のお金のことを考えるようになり、夫婦のどちらか一方の収入だけでやっていく自信が持てませんでした。だからこそ妻にも働き続けてもらう選択をしたのですが、そうなると必ず出てくるのが「送迎はどちらがやるか」という現実的な問題です。

我が家の場合、妻の職場のほうが通勤時間がかかるため、保育園の送り迎えは自然と私の担当になりました。「協力的なパパでいいね」と言われることもありますが、実際にやってみると想像以上に職場との摩擦が生まれる場面が多い、というのが正直な感想です。

「仕事 育児 両立 辛すぎる 男」という検索ワードを見つけたとき、まさに自分のことだと思いました。送迎という役割そのものは嫌ではありません。子どもの寝顔を見送りの車内で確認できる時間は、むしろ貴重だとさえ思います。それでも、送迎のために毎日決まった時間に会社を出るという行動そのものが、職場では「特別なこと」として見られてしまう感覚は、なかなか消えませんでした。

発熱の呼び出しに、気まずさと戦っていた

送迎担当をしていて一番きついのが、子どもが急に熱を出したときです。保育園から着信が入るたびに、頭の中は真っ白になります。私の場合、発熱で迎えに行くのはほぼ自分の役目でした。そのたびに上司に「子どもが熱を出したので早退します」と伝えるのですが、これがなかなか慣れません。「またですか」と言われたわけでもないのに、勝手に相手の顔色を読んでしまい、気まずさを感じてしまう。「パタハラ 事例」を調べたこともありますし、「育休明け 復職後 居場所がない」という言葉に自分の未来を重ねて不安になったこともあります。

冷静に考えれば、子どもの体調不良は誰にでも起こり得ることで、責められる筋合いのものではありません。それでも「自分が抜けた分、誰かにしわ寄せがいっているのでは」という申し訳なさは、頭では割り切れても心では簡単に消えてくれないものでした。

定時退社そのものにも気まずさはついてまわる

緊急時だけでなく、普段の「定時で上がって子どもを迎えに行く」という当たり前の行動にも、最初は気まずさがありました。周りがまだ働いているオフィスで席を立つとき、「定時退社ばかりで評価が下がるのでは」「自分だけ早く帰るのは印象が悪いのでは」という考えが頭をよぎります。仕事も家庭も中途半端になっていないか、自分を追い詰めるように考えてしまう時期もありました。

「仕事も育児も完璧に」という理想と、目の前の現実の板挟みになって、じわじわと疲弊していく感覚は、経験した人にしか分からないかもしれません。もし今、同じように自分の時間がいつ取れるのか分からなくなるくらい余裕がなくなっているなら、それは怠けているのではなく、それだけ真剣に両方を大切にしようとしている証拠だと、まず自分自身に伝えてあげてほしいと思います。

気まずさとどう折り合いをつけたか

私の場合、劇的に気まずさがゼロになったわけではありません。ただ、いくつか行動を変えたことで、以前より楽に定時退社や早退を伝えられるようになりました。

まず、迎えの予定がある日は朝のうちに一言伝えておくようにしました。当日いきなり切り出すより、事前に共有しておくほうが自分自身も身構えずに済みますし、周囲も「今日はそういう日か」と受け止めやすいようです。急な早退の後は翌日にきちんと状況を共有し、対応できることは巻き取る姿勢を見せることも意識しました。気まずさの正体は「後ろめたさ」であることが多く、その後ろめたさを軽くする行動を自分から取ることで、少しずつ心の負担が減っていった実感があります。

もう一つ意識したのは、抜ける前の「根回し」です。子どもの発熱は予測できませんが、自分が担当している仕事の進捗や締め切りを日頃からオープンにしておくと、いざ早退するときに「どこまで進んでいるか分からず困る」という事態を防げます。私は簡単な業務メモを共有フォルダに残す習慣をつけました。これだけで、急に抜けたときの周囲の負担感がかなり違うと感じています。完璧な引き継ぎ資料を作る必要はなく、「誰が見ても今の状況が分かる」程度のメモで十分です。

また、同僚に対しては「ありがとう」と「困ったときはお互い様」を口に出して伝えるようにしました。申し訳なさは黙っていると相手には伝わらず、ただの「勝手に抜ける人」という印象だけが残ってしまいます。逆に、感謝や協力の姿勢を見せ続けることで、同僚側も「お互い様」と思いやすくなるようです。これは私の職場だけの話かもしれませんが、少なくとも自分の気持ちの持ちようは大きく変わりました。

そしてもう一つ、家計への不安と向き合ったことも、気持ちを整理する助けになりました。「共働きを続けなければ」というプレッシャーの一部は、将来のお金への漠然とした不安から来ていたからです。私自身は新NISAを始めて資産形成に取り組むようになってから、目の前の収入だけに依存しない安心感を少しずつ持てるようになりました。「もし今より収入が減っても、資産という土台がある」と思えるようになったことで、職場での気まずさに対しても、以前より心に余裕を持って向き合えるようになった気がします。

※これはあくまで私個人の体験談です。投資には元本割れのリスクがあり、必ず資産が増えるわけではありません。このあたりの経緯は、以前の記事「投資=怖い」と思っていた私が、投資を始めるまでの話でも詳しく書いています。

「割り切り」よりも「小さな工夫」の積み重ね

正直に言うと、私は「周囲の目なんて気にしない」というふうに割り切れたわけではありません。今でも早退の連絡をするときは、多少なりとも緊張します。ただ、割り切れなくても構わないのだと思うようになりました。気まずさを感じるのは、それだけ職場の人間関係や自分の評価を大切にしている証拠でもあるからです。

大事なのは、その気まずさをゼロにすることではなく、行動を少しずつ工夫して、負担を減らしていくことだと思います。事前共有、簡単な引き継ぎメモ、感謝の言葉——どれも特別なことではありませんが、積み重ねることで「制度を使う自分」と「職場の人間関係」を両立させやすくなります。

同じように悩むパパへ

「制度はあるのに使いづらい」「権利だと分かっていても申し訳ない」——この矛盾した気持ちを抱えているのは、決してあなただけではありません。むしろその申し訳なさを感じられること自体が、職場の同僚を思いやれる証拠でもあります。

大切なのは、一人で抱え込まないことです。事前の共有や感謝の一言など、小さな行動の積み重ねが、少しずつ気まずさを和らげてくれます。そして、家計への不安がその気まずさをさらに重くしているなら、育児の工夫だけでなく、お金との向き合い方を見直すことも、遠回りに見えて実は近道かもしれません。

今日も送迎に向かうすべてのパパたちに、少しでもエールが届きますように。

「男性育休 迷惑」「定時退社 男 独身の目」「男性育休 同僚の負担 ギスギス」

検索窓にこうした言葉を打ち込んだことがあるパパは、決して少なくないはずです。かくいう私もその一人でした。国が推奨しているから、権利だから——そう頭では分かっていても、実際に制度を使う場面になると、心のどこかで「本当に使っていいのか」というブレーキがかかる。今回はそんな、優しいパパほど抱え込みがちな「職場への申し訳なさ」について、私自身の経験を交えてお話しします。

共働きを選び、送迎担当になった経緯

我が家は共働きです。理由はシンプルで、家計への不安があったから。子どもが生まれてから教育費や将来のお金のことを考えるようになり、夫婦のどちらか一方の収入だけでやっていく自信が持てませんでした。だからこそ妻にも働き続けてもらう選択をしたのですが、そうなると必ず出てくるのが「送迎はどちらがやるか」という現実的な問題です。

我が家の場合、妻の職場のほうが通勤時間がかかるため、保育園の送り迎えは自然と私の担当になりました。「協力的なパパでいいね」と言われることもありますが、実際にやってみると想像以上に職場との摩擦が生まれる場面が多い、というのが正直な感想です。

「仕事 育児 両立 辛すぎる 男」という検索ワードを見つけたとき、まさに自分のことだと思いました。送迎という役割そのものは嫌ではありません。子どもの寝顔を見送りの車内で確認できる時間は、むしろ貴重だとさえ思います。それでも、送迎のために毎日決まった時間に会社を出るという行動そのものが、職場では「特別なこと」として見られてしまう感覚は、なかなか消えませんでした。

発熱の呼び出しに、気まずさと戦っていた

送迎担当をしていて一番きついのが、子どもが急に熱を出したときです。保育園から着信が入るたびに、頭の中は真っ白になります。私の場合、発熱で迎えに行くのはほぼ自分の役目でした。そのたびに上司に「子どもが熱を出したので早退します」と伝えるのですが、これがなかなか慣れません。「またですか」と言われたわけでもないのに、勝手に相手の顔色を読んでしまい、気まずさを感じてしまう。「パタハラ 事例」を調べたこともありますし、「育休明け 復職後 居場所がない」という言葉に自分の未来を重ねて不安になったこともあります。

冷静に考えれば、子どもの体調不良は誰にでも起こり得ることで、責められる筋合いのものではありません。それでも「自分が抜けた分、誰かにしわ寄せがいっているのでは」という申し訳なさは、頭では割り切れても心では簡単に消えてくれないものでした。

定時退社そのものにも気まずさはついてまわる

緊急時だけでなく、普段の「定時で上がって子どもを迎えに行く」という当たり前の行動にも、最初は気まずさがありました。周りがまだ働いているオフィスで席を立つとき、「定時退社ばかりで評価が下がるのでは」「自分だけ早く帰るのは印象が悪いのでは」という考えが頭をよぎります。仕事も家庭も中途半端になっていないか、自分を追い詰めるように考えてしまう時期もありました。

「仕事も育児も完璧に」という理想と、目の前の現実の板挟みになって、じわじわと疲弊していく感覚は、経験した人にしか分からないかもしれません。もし今、同じように自分の時間がいつ取れるのか分からなくなるくらい余裕がなくなっているなら、それは怠けているのではなく、それだけ真剣に両方を大切にしようとしている証拠だと、まず自分自身に伝えてあげてほしいと思います。

気まずさとどう折り合いをつけたか

私の場合、劇的に気まずさがゼロになったわけではありません。ただ、いくつか行動を変えたことで、以前より楽に定時退社や早退を伝えられるようになりました。

まず、迎えの予定がある日は朝のうちに一言伝えておくようにしました。当日いきなり切り出すより、事前に共有しておくほうが自分自身も身構えずに済みますし、周囲も「今日はそういう日か」と受け止めやすいようです。急な早退の後は翌日にきちんと状況を共有し、対応できることは巻き取る姿勢を見せることも意識しました。気まずさの正体は「後ろめたさ」であることが多く、その後ろめたさを軽くする行動を自分から取ることで、少しずつ心の負担が減っていった実感があります。

もう一つ意識したのは、抜ける前の「根回し」です。子どもの発熱は予測できませんが、自分が担当している仕事の進捗や締め切りを日頃からオープンにしておくと、いざ早退するときに「どこまで進んでいるか分からず困る」という事態を防げます。私は簡単な業務メモを共有フォルダに残す習慣をつけました。これだけで、急に抜けたときの周囲の負担感がかなり違うと感じています。完璧な引き継ぎ資料を作る必要はなく、「誰が見ても今の状況が分かる」程度のメモで十分です。

また、同僚に対しては「ありがとう」と「困ったときはお互い様」を口に出して伝えるようにしました。申し訳なさは黙っていると相手には伝わらず、ただの「勝手に抜ける人」という印象だけが残ってしまいます。逆に、感謝や協力の姿勢を見せ続けることで、同僚側も「お互い様」と思いやすくなるようです。これは私の職場だけの話かもしれませんが、少なくとも自分の気持ちの持ちようは大きく変わりました。

そしてもう一つ、家計への不安と向き合ったことも、気持ちを整理する助けになりました。「共働きを続けなければ」というプレッシャーの一部は、将来のお金への漠然とした不安から来ていたからです。私自身は新NISAを始めて資産形成に取り組むようになってから、目の前の収入だけに依存しない安心感を少しずつ持てるようになりました。「もし今より収入が減っても、資産という土台がある」と思えるようになったことで、職場での気まずさに対しても、以前より心に余裕を持って向き合えるようになった気がします。

※これはあくまで私個人の体験談です。投資には元本割れのリスクがあり、必ず資産が増えるわけではありません。このあたりの経緯は、以前の記事「投資=怖い」と思っていた私が、投資を始めるまでの話でも詳しく書いています。

「割り切り」よりも「小さな工夫」の積み重ね

正直に言うと、私は「周囲の目なんて気にしない」というふうに割り切れたわけではありません。今でも早退の連絡をするときは、多少なりとも緊張します。ただ、割り切れなくても構わないのだと思うようになりました。気まずさを感じるのは、それだけ職場の人間関係や自分の評価を大切にしている証拠でもあるからです。

大事なのは、その気まずさをゼロにすることではなく、行動を少しずつ工夫して、負担を減らしていくことだと思います。事前共有、簡単な引き継ぎメモ、感謝の言葉——どれも特別なことではありませんが、積み重ねることで「制度を使う自分」と「職場の人間関係」を両立させやすくなります。

同じように悩むパパへ

「制度はあるのに使いづらい」「権利だと分かっていても申し訳ない」——この矛盾した気持ちを抱えているのは、決してあなただけではありません。むしろその申し訳なさを感じられること自体が、職場の同僚を思いやれる証拠でもあります。

大切なのは、一人で抱え込まないことです。事前の共有や感謝の一言など、小さな行動の積み重ねが、少しずつ気まずさを和らげてくれます。そして、家計への不安がその気まずさをさらに重くしているなら、育児の工夫だけでなく、お金との向き合い方を見直すことも、遠回りに見えて実は近道かもしれません。

今日も送迎に向かうすべてのパパたちに、少しでもエールが届きますように。