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企業型DCに入っている私が、iDeCoとの違いと併用できるか調べてみた話

資産形成

入社時からずっと、企業型DCをほったらかしにしていました

私の会社には、企業型DCの仕組みがあります。

入社したときに一通り説明を受けて、その後も社内通知で「企業型DCについて」という案内が定期的に届いていました。それでも、20代・30代のころの私は、ほとんど興味を持たずにほったらかしにしていたんです。

正直、内容もよく分からないまま「会社がやってくれているんだろう」くらいの感覚でした。

それが変わったのは、結婚して、子どもという存在が見えてきてからです。「自分の老後、家族の老後」が、急に現実味のあるテーマになって、企業型DCについてもちゃんと勉強しようと思うようになりました。

そもそも企業型DCとは

調べて分かったのは、企業型DCは、会社が掛金を出してくれて、その掛金をどう運用するかを従業員自身が選ぶという仕組みだということです。

掛金は会社負担なので、自分の給料から天引きされるわけではありません。ただし、運用する商品(投資信託や定期預金など)は、会社が用意したラインナップの中から、自分で選ぶ必要があります。ここを何も選ばずに放置していると、初期設定のまま(多くの場合、増えにくい商品のまま)何年も過ぎてしまう、ということも今回調べて知りました。

iDeCoについても、あわせて調べてみた

投資に興味を持つようになってから、新NISAだけでなく、iDeCoという言葉も目にするようになりました。

企業型DCに入っている自分には関係ないと思っていたのですが、実はそうとは限らないと知って、あわせて調べてみることにしました。

iDeCoとは

iDeCoは、企業型DCとよく似ていますが、掛金を自分自身で拠出するという点が大きく違います。

金融機関も運用商品も、すべて自分で選びます。掛金は全額が所得控除の対象になるため、所得税・住民税の負担が軽くなるというメリットがあります。

下の図は、新NISA・企業型DC・iDeCoが、それぞれ「投資」という大きな枠組みの中でどう位置づけられるのかを整理したものです。

投資信託や株式といった「中身」を、非課税や所得控除といった税制優遇のついた「箱」に入れて運用する。新NISAが資産形成全般に使える箱だとすると、企業型DCとiDeCoは、老後資金づくりに特化した箱、というイメージです。この整理は、以前の記事(新NISAって商品じゃないの?初心者が絶対に勘違いする『制度と中身』の話)でお伝えした「制度と中身」の考え方と、実はまったく同じ構造でした。

企業型DCとiDeCo、比較してみると

言葉で説明されてもピンとこなかったので、表にして整理してみました。

改めて整理すると、掛金を出す人、加入の手続き、選べる商品の範囲が、企業型DCとiDeCoでは大きく違います。企業型DCは会社が自動的に加入させてくれる分、自分で意識する機会が少なく、私のようにほったらかしにしてしまう人が多いのかもしれません。

若い頃の自分には、ほったらかしにしてしまうのは本当に勿体ないよ、と言いたいです。

企業型DCとiDeCo、併用できるのか

一番気になっていたのは、ここでした。「企業型DCに入っている自分は、iDeCoも併用できるのか」という点です。

調べてみると、2022年10月の制度改正で、企業型DC加入者でも、次の3つの条件を満たせば、原則iDeCoに併用加入できるようになっていました。

  1. 企業型DCの事業主掛金とiDeCoの掛金が、毎月の上限額の範囲内であること
  2. 事業主掛金・iDeCoの掛金がともに「毎月拠出」であること(年単位でまとめて拠出する形は対象外)
  3. 企業型DCで「マッチング拠出」(会社の掛金に自分で上乗せする仕組み)を利用していないこと

企業型DCとiDeCo、どちらも最近よく制度改正がされている印象があります。実際、2024年12月には手続きの簡素化や上限額の拡大があり、2026年にも段階的な改正が予定されています。せっかく調べても、数年後には条件が変わっている可能性があるので、実際に併用を検討する際は、その時点の最新情報を確認することが大切だと感じました。

iDeCoを始めるなら、金融機関はどう選ぶ?

iDeCoは、企業型DCと違って金融機関を自分で選びます。
ここが大きな違いのひとつです。

選ぶときに見るポイントは、主にこの2つです。
・運営管理手数料(金融機関によって異なります)
・商品ラインナップ(低コストの商品があるか)

私は投資信託をSBI証券で運用しているので、
iDeCoの金融機関を選ぶなら、まずSBI証券の条件を確認すると思います。
SBI証券は運営管理手数料が無料とされています
(国民年金基金連合会などが徴収する手数料は別途かかります)。

※最新の条件は必ず公式サイトでご確認ください。

投資に興味を持ったことが、老後を考えるきっかけになった

振り返ってみると、新NISAをきっかけに投資へ興味を持ったことが、企業型DCやiDeCoについて調べるきっかけにもなりました。

正直、企業型DCの案内が届くたびに読み飛ばしていた過去の自分に、「一度ちゃんと調べてみた方がいいよ」と伝えたい気持ちです。自分の老後だけでなく、家族の老後にもつながる話だからこそ、早いうちに知っておいてよかったと思っています。

同じように企業型DCをほったらかしにしている方、あるいはこれから就職・転職で企業型DCに加入する方にとって、この記事が、制度を見直すきっかけになればうれしいです🙂

大切なお願い

企業型DCやiDeCoを含め、投資を始めるかどうか、どの商品で運用するかは、必ずご自身の状況やお考えに基づいて、ご自身の判断で決めてください。

株価や基準価額の変動により、投資した元本を下回る「元本割れ」のリスクがあることも、忘れずに理解しておいてください。