育休を取ると決めたとき、いちばん頭にあったのはお金のことでした。「1年以上も収入が減った状態で、本当にやっていけるのか」。調べても、実際の支出が見える情報は意外と少なかったんです。
そこで今回は、我が家の家計簿を、カテゴリー別にそのまま出します。育休前、育休中、育休後の3つの期間で、毎月いくら使っていたのか。収入や給付金の額は載せませんが、支出の目安にはなると思います。
先に結論:育休中の支出は、月平均で約30万円でした
先に、ポイントだけまとめます。
- 育休中(2024年10月〜2025年12月)の月の支出は、平均で約30万円でした。
- 育休前(約34万円)や育休後(約31万円)と比べて、大きくは変わりませんでした。
- 支出のうち固定費が約17万円台で、月ごとのブレが小さいです。
- 食費は、育休前より育休中のほうが増えていました。
- 月によって上下するのは、ベビー用品や家具・家電などのまとまった買い物がある月でした。
なお、この金額は「我が家の一例」です。家賃や家族構成、住んでいる地域によって、大きく変わると思います。
この家計簿の前提
先に、どんな数字なのかを書いておきます。
- 家計簿は、共同財布の支出を集計したものです。家賃や光熱費などの固定費を含みます。
- 収入や、育休の給付金の額は載せていません。
- 期間は2024年7月〜2026年8月です。育休前は2024年7月〜9月の3か月、育休中は2024年10月〜2025年12月の15か月、育休後は2026年1月〜8月の8か月で分けて集計しました。
- 育休前は期間が短く、一時的な支出の影響が大きいので、比較の目安として見てください。
月ごとの支出の推移
まずは、月ごとの合計支出です。

育休中の月平均は約30万円でした。多い月は40万円を超え、少ない月は25万円ほどです。
上下がある理由は、次の章で書く「まとまった買い物」の影響が大きいです。実際、支出が多かった月を見ると、次のようなことが重なっていました。
- 2024年10月(育休を始めた月):ベビー用品と家具・家電で支出が増えた月でした。
- 2025年4月:家具・家電のまとまった買い物があり、月の合計を押し上げました。
- 2025年7月:ベビー用品とクリーニングの支出が重なりました。
反対に、月の支出が25万円台だったのは、2025年2月、3月、6月でした。こうした月は、まとまった買い物がなく、固定費と食費が中心でした。
固定費は、月でほぼ一定でした
固定費は、育休前も育休中も育休後も、17万円台でほぼ変わりませんでした。
固定費の大半は家賃で、そこに光熱費や通信費が続きます。収入が変わる育休中でも、固定費は変わらず毎月かかる、ということは、育休を考えるときに頭に入れておきたい点です。
固定費の見直しについては、別の記事にまとめています。
→ 【実録】スマホ代を毎月7割カット!子育て家庭の固定費見直し術
カテゴリー別の、1か月あたりの平均支出
次に、カテゴリー別に、期間ごとの1か月あたりの平均を並べました。

金額を、文章でも整理しておきます(1か月あたりの平均)。
- 固定費:育休前 約17.5万円、育休中 約17.1万円、育休後 約17.8万円
- 食費:育休前 約2.6万円、育休中 約4.5万円、育休後 約4.9万円
- 外食・中食:育休前 約0.6万円、育休中 約0.5万円、育休後 約0.9万円
- 日用品:育休前 約0.9万円、育休中 約1.3万円、育休後 約0.9万円
- ベビー用品:育休前 約2.7万円、育休中 約2.8万円、育休後 約3.2万円
- 医療費:育休前 約5.6万円、育休中 約0.9万円、育休後 約2.6万円
- 家具・家電等:育休前 約1.8万円、育休中 約1.9万円、育休後 約0.2万円
- その他(交通費、クリーニング、手土産、レジャーなど):育休前 約2.4万円、育休中 約1.4万円、育休後 約0.7万円
食費は、育休中に増えていました
目に留まったのは、食費です。育休前の約2.6万円から、育休中は約4.5万円に増え、育休後も約4.9万円とほぼ同じ水準でした。
家にいる時間が増えたことと関係しているのかもしれませんが、娘の成長や物価の影響もあると思います。私自身、正確な理由までは分かっていません。ただ、「育休中は家で食べる回数が増えるぶん、食費は増えるかもしれない」という目安にはなるはずです。
一方、外食・中食は、育休前後を通して、大きくは増えていませんでした。
まとまった買い物は、月の合計を大きく動かす
月ごとの合計が上下する理由は、まとまった買い物でした。育休期間のベビー用品と家具・家電等だけを取り出すと、次のようになります。

2025年4月は、家具・家電等が約14万円でした。ほかの月は、ベビー用品が毎月数万円ずつかかっていて、時期によって大きめの月もありました。
育休中の家計を考えるときは、「毎月かかるお金(固定費・食費)」と「月によって大きく動くお金(まとまった買い物)」を分けて見ておくと、全体が把握しやすくなります。
育休が終わったあとの家計
育休が終わった後の、2026年1月〜8月の月平均は約31万円でした。育休中(約30万円)と、大きくは変わりませんでした。
カテゴリーで見ると、食費とベビー用品は育休中より増え、家具・家電等は育休中より少ない傾向でした。ただ、育休後の期間は8か月と短く、娘の成長の影響もあるので、あくまで目安として見てください。
家計簿をつけて、よかったこと
こうして1年以上のデータを見返せたのは、毎日の支出を記録していたからです。
家計簿の数字は、「毎月かかるお金」と「ときどき大きく動くお金」を分けて考える材料になります。育休に入る前に、どれくらいの生活費を手元に置いておくべきかを考えるときにも、役に立つと思います。
育休中の給付金が実際にいつ入ったかは、別の記事にまとめています。支出と合わせて見ると、生活費の準備のイメージがつかみやすくなります。
→ 育休中の給付金、実際にいつ入った?
育休中のお金の全体像は、こちらにまとめています。
→ 育休1年3か月とったパパのお金のやりくりについて
これから育休を取る方へ
私の家計簿から、準備のヒントを3つ挙げます。
- 固定費は、収入が変わっても毎月かかる。 育休前に、固定費がいくらなのかを確認しておくと、生活費のイメージが持てます。
- 食費は、育休中に増えることがある。 我が家では、育休前より増えていました。
- まとまった買い物の月に備えて、少し余裕を持っておく。 ベビー用品や家具・家電は、月の合計を大きく動かします。
この記事の金額は、我が家の一例です。住んでいる地域や家賃、家族の人数によって、必要な生活費は大きく変わります。ご自身の家計簿や、勤務先への確認も合わせて、準備を進めてください。
1年以上の育休を取るという決断は、金額の計算だけでは割り切れない、大きなものだと思います。収入のこと、職場のこと、これからのこと。考えることが山ほどあるなかで、それでも「今しかない時間」を選ぶあなたを、心から応援しています🙂
※本記事は筆者個人の体験に基づく内容です。金額は我が家の家計簿(共同財布の支出)の集計で、あくまで一例です。収入や給付金の額は含みません。

