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「新NISAって結局、何を買えばいいの?」株・投資信託との違いが分からなかった私の話

投資を始めたい方へ

「新NISA とは」「新NISA 始め方」——恥ずかしながら、私は投資を始める前、こんなワードをスマホで何度も検索していました。そしてもっと恥ずかしいことに、当時の私は「新NISA」という名前の、何か特別な銘柄か商品があるのだと本気で思い込んでいました。

「新NISAを買う」というつもりで証券会社のサイトを開き、(あれ、新NISAっていう商品が見当たらないぞ…?)と戸惑ったのを今でも覚えています。周りの子育てパパ・ママ友が当たり前のように「新NISA始めた」と話しているのを聞くたびに、置いていかれているような焦りも感じていました。今回は、そんな超初心者だった子育てパパの私が、新NISAと株・投資信託の違いを理解していくまでの話をお伝えします。

新NISAは「制度」であって、「銘柄」ではない

まず、いちばん最初に、そしてはっきりお伝えしておきたいことがあります。それは、新NISAは「制度」の名前であって、「銘柄」や「商品」の名前ではないということです。

私のように「新NISA」を何か1つの商品だと勘違いしている人は、実はそれなりに多いようです。「新NISA 商品」「新NISA どれ買う」といったキーワードで検索している人が多いのも、きっと同じような誤解をしているからだと思います。

正しくは、新NISAは「一定の条件の範囲内で投資をすると、そこから得られる利益が非課税になる制度」のことです。いわば、新NISAは商品を入れるための「非課税の箱」であり、その箱の中に何を入れるか——つまりどの株式やどの投資信託を選ぶか——は、私たち自身が選ぶ必要があります。この「箱」と「中身」の関係を理解できていなかったことが、私の1番の誤解のポイントでした。

新NISAの中身を図で整理してみる

言葉で説明されてもピンとこなかったので、私は新NISAの仕組みを図に整理してみることにしました。下の図は、そのときに自分なりにまとめたものです。

新NISAという「非課税の制度」の中には、「つみたて投資枠」と「成長投資枠」という2つの枠があります。「つみたて投資枠 とは」で調べてみると、年間120万円まで利用でき、長期・積立・分散に向いた投資信託が中心の枠だと分かりました。一方の「成長投資枠 とは」で調べると、年間240万円まで利用でき、株式や投資信託など、比較的幅広い商品が対象になる枠だということも分かりました。

この2つの枠は併用が可能で、合わせると年間最大360万円まで投資できます。そして、その枠の中で実際に選ぶ商品が、株式であったり、投資信託(オルカンやS&P500など)であったりする、というわけです。「新NISA オルカン」「新NISA S&P500」という検索結果がよく出てくるのも、この「枠の中でどの商品を選ぶか」という話をしているからなのだと、ようやく腑に落ちました。

新NISAが株・投資信託とごっちゃになりやすい理由

私が混乱していた理由を振り返ってみると、SNSや会話の中で「新NISAでオルカン買ってる」「新NISA始めた」という言い方をよく耳にすることが原因だったように思います。この言い方だけを聞くと、まるで「新NISA」という1つの商品を買っているように聞こえてしまいます。

でも実際には、「新NISAという非課税の制度を使って、オルカンという投資信託を買っている」というのが正確な表現です。制度の名前と商品の名前が、会話の中では省略されて一緒くたに語られやすいため、私のような初心者ほど混同しやすいのだと思います。「新NISA 投資信託 違い」「新NISA 株 違い」という検索が多いのも、同じように感じている人が多い証拠なのかもしれません。

新NISAのメリットを調べてみた

制度と商品の違いが分かってきたところで、次に気になったのは「結局、新NISAを使うと何が嬉しいのか」ということでした。「新NISA メリット」で調べて分かったポイントは、主に次の通りです。

  • 通常であれば投資の利益に約20%かかる税金が、新NISAの枠内であれば非課税になる
  • 非課税で保有できる期間が無期限になり、長期でじっくり資産を育てやすい
  • 非課税保有限度額は1,800万円まで用意されており、商品を売却すればその分の枠が翌年以降に復活する
  • つみたて投資枠と成長投資枠を併用でき、自分の状況に合わせて投資の仕方を選べる

特に「非課税」という点は、同じ利益が出た場合でも、通常の課税口座で運用するより手元に残るお金が変わってくるという意味で、初心者の私にとっても分かりやすいメリットに感じました。「新NISA デメリット」もあわせて検索してみましたが、年間投資枠は使い切れなかった分を翌年に繰り越せないことや、非課税枠の中で損失が出ても他の利益と損益通算ができないことなど、制度としての注意点もあるようでした。メリットだけでなく、こうした注意点もセットで理解しておくことが大切だと感じています。

私はまず、少額から新NISAを使ってみることにした

制度の仕組みとメリットが分かってきたところで、私が実際にやったのは、証券口座を開設し、新NISAのつみたて投資枠を使って、少額から投資信託の積み立てを始めてみることでした。いきなり大きな金額を動かすのではなく、無理のない金額からスタートしたことで、新NISAという「制度」と、その中で運用する「投資信託」という「商品」の関係を、実感を持って理解できるようになったと感じています。

ここで改めてお伝えしておきたいのですが、これはあくまで私自身の体験であり、新NISAを使うかどうか、どの枠でどの商品をどれくらい購入するかといった最終的な判断は、必ずご自身の状況や考え方に基づいて行っていただく必要があります。新NISAは税金が非課税になる「制度」ですが、その中で選ぶ株式や投資信託自体の値動きがなくなるわけではありません。株価や基準価額の変動により、投資した元本を下回る「元本割れ」のリスクがあることは、新NISAを利用していても変わらない点として、必ず理解しておいてください。

「制度」と「商品」を分けて考えると、新NISAは怖くなくなる

振り返ってみると、私が新NISAを難しく感じていた最大の理由は、「非課税の制度」と「株・投資信託という商品」を、頭の中でごちゃまぜにしていたことでした。新NISAという「箱」の仕組みと、その中に入れる「株」や「投資信託」という中身を分けて考えられるようになってからは、投資に関する情報が驚くほどすっきりと頭に入ってくるようになりました。

もしあなたも今、「新NISA とは」「新NISA 何を買う」と検索してこのページにたどり着いたのだとしたら、まずは「新NISA=非課税の制度」「株・投資信託=その中で選ぶ商品」という関係を整理してみることをおすすめします。言葉の意味さえ分かれば、新NISAは決して難しいものではありません。

※本記事は筆者個人の体験に基づく内容です。投資は元本割れのリスクを伴います。投資に関する最終的な決定は、必ずご自身の判断と責任において行ってください。