気づけば、どこにいても中途半端な気がしていました
育児でも、仕事でも。
自分は、ちゃんとできているんだろうか。
育休中から仕事に戻った今まで、ずっとそんな感覚が、頭のどこかにありました。
無力感と焦り。この2つが、育児のいろんな場面に、少しずつ染み出してきていたんです。今回は、その正体を、できるだけ正直に書いてみようと思います。

娘が泣き止まない時、無力感に襲われました
一番分かりやすい無力感は、娘が泣き止まない時でした。
特急電車に乗っていた時のことです。娘がベビーカーでギャン泣きを始めました。大好きなお菓子をあげても、おさまりません。車内には人がたくさんいて、じりじりと焦りが募っていきました。
結局、一旦電車を降りて、人の少ない各駅停車に乗り換えて帰りました。
あの時の「どうしようもない」という感覚は、今でもはっきり覚えています。
寝かしつけも、似たようなことがありました。一生懸命抱っこして、「そろそろ大丈夫かな」と布団に置いた瞬間、またギャン泣き。抱っこし直して、またそっと置いて、またギャン泣き。この無限ループを、何度繰り返したか分かりません。
ベビーカーに乗せようとして、身体を反らせて断固拒否されることも、よくありました。なかなか家を出られないもどかしさは、何度経験しても慣れませんでした。食事の場面でも、せっかく用意した食器や食べ物を、無慈悲に床へ投げ捨てられることがあります。正直、虚しくなる瞬間です。その分、「美味しい」と笑ってくれた時の嬉しさは、何倍にもなって返ってくるのですが。
ウンチが漏れてパニックになったことも、一度や二度ではありません。想定外のことが次々に起きる。育児とは、そういうものなんだと、少しずつ思い知らされていきました。
ミルクの吐き戻し、眠れなかった夜
もっと怖かった記憶もあります。
娘がまだ寝返りもできない頃、仰向けで寝ている時にミルクを吐いてしまったことがありました。急いで対処はしたのですが、その後しばらく、「また吐き戻して、窒息してしまうんじゃないか」という不安が消えず、ほとんど眠れずに様子を見守っていた時期がありました。
沐浴も、最初は毎回緊張していました。恐る恐る娘の体を支えながら、冬場は脱衣所の温度管理にまで気を使って。失敗できない、という緊張感が、常にありました。
一方で、娘は抱っこして外を散歩すると、不思議と落ち着くタイプでした。夜泣きがひどい時は、真冬でも防寒をしっかりして、真夜中に外を歩いたことが何度もあります。無力感だらけの毎日の中で、「これをすれば泣き止む」という数少ない手段を見つけられたことは、ささやかな救いでした。
ワンオペで気づいた、自分の限界
育児の初期、娘を見るのは基本的に妻と二人でした。
ある日、妻が風邪をひきました。
娘の面倒を見ながら、妻の看病もする。両方を同時にやろうとして、正直あっぷあっぷでした。普段は二人で分担できていたことが、一人になった瞬間にこんなに重くなるのかと、思い知らされた一日でした。
仕事でも、育児でも、力を出し切れない焦り
仕事に戻ってからは、また別の種類の無力感がありました。
娘が保育園で熱を出し、会社に早退を申し出ないといけない時、上司から苦言を言われたことがあります。申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。このあたりの経緯は、【体験談】子の発熱で早退するたび、上司の顔色にも書いています。
家では育児に、職場では仕事に、追われ続ける。どちらにも、十分に力を出せていない気がする。そんな感覚が、ずっと続いていました。
育休明けからは、仕事でミスを連発するようになりました。娘の発熱対応で早退することも重なり、職場では肩身の狭い思いをしていた時期があります。誰かに責められたわけではなくても、「自分は迷惑をかけているんじゃないか」という気持ちが、じわじわと積み重なっていきました。
一番自己嫌悪に陥ったのは、仕事のストレスを、娘の前に持ち込んでしまった時です。娘がせっかく「遊ぼう」と近づいてきてくれたのに、笑顔で応えられなかった。あの瞬間の、情けない気持ちは、今でも忘れられません。
仕事モードとパパモードの切り替えが、うまくできない。それが、睡眠不足や、日中の集中力低下にもつながっていきました。
体力の衰えと、ストレスの逃し方が分からなくなったこと
40代になってから、体力の衰えも正直に感じるようになりました。
育児だけでも体力勝負なのに、ここに忙しいプロジェクトが重なったら、自分は耐えられるんだろうか。そんな焦りが、ふとした瞬間に顔を出します。
以前は、飲み会に行って喋ることで、ストレスを発散できていた部分がありました。でも今は、仕事と育児だけで一日が終わっていく。気づかないうちに、ストレスを抱え込んでしまっていることも、正直あります。
このままの働き方で、本当に家族を幸せにできているのか
急な発熱、何日も続く看護。平時は共働きでなんとかなっていても、こういう場面になると、仕事と育児の両立の難しさを、強く感じます。
「このままの働き方で、本当に家族を幸せにできているのか」
そんな根本的な疑問が、頭から離れないこともあります。仕事人間であることより、娘の一日一日に、もっと寄り添っていきたい。そう強く思うようになりました。
だからこそ、育休前から投資を続けてきたことは、自分にとって一つの支えになっています。給料だけに頼らない収入の柱を持っておくことで、「働き方そのものを見直す」という選択肢を、将来いつか検討できる余地が生まれる。そんな感覚があります。このあたりの経緯は、投資が怖かった私が結婚と将来の子育てに向けて投資を始めた話にも書いています。
同じように無力感や焦りを感じているパパへ
育児にも仕事にも、正解はありません。
中途半端だと感じてしまう瞬間が、これからも何度もあると思います。それでも、娘が食事をひっくり返した後に「美味しい」と笑ってくれる瞬間や、外を散歩して泣き止んでくれた瞬間のように、報われる場面も、確かにあります。
無力感も焦りも、消えてなくなるものではないのかもしれません。それでも、同じように感じているパパがいると分かるだけで、少し救われることがあります。ママ友はできるのに、パパ友はできない理由でも書きましたが、誰かに話すことの大切さを、育児を通じて何度も実感しています。
同じように、育児と仕事の間で揺れているパパを、心から応援しています🙂
大切なお願い
働き方や将来の選択肢を広げる手段として投資に触れましたが、投資を始めるかどうか、どの商品にどれくらいの金額を投じるかといった最終的な判断は、必ずご自身の状況やお考えに基づいて、ご自身の責任で行ってください。
株価や基準価額の変動により、投資した元本を下回る「元本割れ」のリスクがあることも、忘れずに理解しておいてください。


