臨月、いつ生まれてもおかしくない中で
娘だと分かったのは、妊娠中期に入ったころでした。
名前は妻と何日も話し合って、ようやく決めました。候補を出しては消して、また出して。あの時間は、今思い返しても幸せな記憶です。
そして臨月に入ると、状況は一変します。
「いつ生まれてもおかしくない」
分かってはいたはずなのに、いざその段階に入ると、急に落ち着かなくなるんですよね。準備しないといけないことが、頭の中で一気に増えていく感覚がありました。
そこで、育休に入る前にやったこと、やっておけばよかったことを、5つの観点で整理してみることにしました。今回は、その振り返りです。

やっておいてよかったこと
仕事の引き継ぎ・職場対応
まず着手したのは、仕事の引き継ぎでした。
自分が担当していた業務の引き継ぎ資料を、早めに作り始めたんです。誰が見ても分かるように、マニュアルの形にまでしました。
ここで意識したのは、資料を作って終わりにしないことでした。
資料とマニュアルを職場の仲間に共有して、実際に作業をやってもらう。そこまでやって初めて、「本当に自分がいなくても回るか」が分かります。
正直、ここまでやるのは面倒でした。でも、育休に入ったあと「あれってどうやるんだっけ」と連絡が来ることがほとんどなかったのは、この準備のおかげだったと思っています。
お金・家計の準備
お金の準備は、いくつかの角度から進めました。
育休前から投資を始めていたことは、今振り返っても大きかったです。育休中は収入が減りますが、それでも資産が増やせる仕組みを先に作っておけたことで、心の余裕がだいぶ違いました。
投資を始めていたおかげで、育休中の収入減という不安に対して、もう一つの支えを持てていたんです。このあたりの詳しい経緯は、投資が怖かった私が結婚と将来の子育てに向けて投資を始めた話にも書いています。
あわせて、育児休業給付金の仕組みも事前に調べておきました。いつ、どれくらい申請できるのか。支給率が途中で下がることも、この時点で知っておけたのは大きかったです。詳しくは育休1年3か月とったパパのお金のやりくりについてでまとめています。
固定費の見直しも、この時期にやりました。特にスマホ代は、思っていた以上に無駄があったんです。見直した経緯は【実録】スマホ代を毎月7割カット!子育て家庭の固定費見直し術に書いた通りです。
児童手当や医療費助成の申請方法も、生まれてから慌てないよう、先に調べておきました。
育児用品・生活環境の準備
必要な育児用品は、早めにリストアップして、出産前にひと通り揃えておきました。
部屋の安全対策も、この時期に済ませました。コンセントカバーなど、赤ちゃんが動き回るようになってからでは焦ってやることになるものを、先に片付けておいた形です。
乾燥機を導入したのも、育休前の判断でした。これは本当に導入してよかったです。洗濯物を干す時間がなくなるだけで、家事の負担感がまるで違いました。
おむつやミルクといった常備品も、切らして慌てることがないよう、ストックしておきました。
いざ出産タイミングが来てしまった時のための準備
陣痛タクシーの電話番号は、事前に登録しておきました。いざという時に慌てて検索する余裕なんて、絶対にないと思ったからです。
上司にも、妻が臨月だということを早めに共有しておきました。急に休暇を取る可能性があることも、あわせて伝えておいたんです。
このおかげで、実際に陣痛が来たときも、職場への連絡でつまずくことはありませんでした。あの夜のことは、出産に立ち会った時のことに詳しく書いていますが、準備をしていたからこそ、目の前のことに集中できたのだと思います。
やっておけばよかったこと
ここからは、正直に「後悔」の話です。
準備はしたつもりでした。それでも、実際に育休が始まってみると、想定が甘かったと痛感したことが、いくつもあったんです。
一人の時間が減ることへの覚悟が足りなかった
覚悟していたつもりでした。
でも、覚悟が足りなかったんです。
一人でゆっくりコーヒーを飲む時間すら、ほとんどなくなる。分かっていたつもりの現実と、実際の現実には、想像以上の差がありました。
想像以上の睡眠不足になる
夜泣きで、睡眠のリズムは完全に崩れました。
夜中に抱っこして、外を散歩したことも何度もあります。うちの娘は、抱っこして外を歩くと落ち着くタイプだったんです。真夜中の住宅街を、娘を抱っこしながら歩いていたあの時間は、今でも鮮明に覚えています。
睡眠不足になることは分かっていたつもりでしたが、「想像以上に」という部分の覚悟が、明らかに足りませんでした。
完璧を目指さない、という心構えが足りなかった
「娘のために頑張らなきゃ」
そう思いすぎて、うまくいかない日に凹むことがありました。
育休前は「完璧を目指さない」と、頭では分かっていたつもりだったんです。でも、実際に目の前に娘がいると、その気持ちを保ち続けるのは、思っていたより難しかったです。
先輩パパ・ママに、もっと体験談を聞いておくべきだった
40代で子どもを授かったこともあり、同世代の多くは、すでに子育てを終えている時期でした。
生の体験談を聞ける相手が、あまりいなかったんです。育休前にもっと積極的に、体験談を聞きに行っておけばよかったと感じています。
気軽に話せるママ友・パパ友を作っておくべきだった
実際に話してみて分かったのですが、喋るだけでかなり気持ちが楽になる瞬間があったんです。
育休前から、そういう場をもっと調べておけばよかった。これも、今振り返るとはっきりとした後悔です。
体力づくりをしておけばよかった
結局のところ、育児は体力勝負になります。
抱っこ、夜泣き対応、睡眠不足の中での家事。どれも、体力があるかないかで、しんどさがまるで違います。
体力づくりをしておけばよかったというのは、今回挙げた中でも、一番強く後悔していることかもしれません。
同じように育休を控えている方へ
育休は、準備すればするほど、心に余裕を持って迎えられるものだと思います。
それでも、どれだけ準備しても、想定を超えてくることがある。それもまた、育休のリアルなんですよね。
これから育休を迎えるパパ・ママに、伝えたいことがあります。準備は、完璧である必要はありません。それでも、できる範囲で備えておくことには、確かな意味があります。
同じように育休を控えているあなたを、心から応援しています🙂
大切なお願い
育休中の資産形成として投資に触れましたが、投資を始めるかどうか、どの商品にどれくらいの金額を投じるかといった最終的な判断は、必ずご自身の状況やお考えに基づいて、ご自身の責任で行ってください。
株価や基準価額の変動により、投資した元本を下回る「元本割れ」のリスクがあることも、忘れずに理解しておいてください。


